庭にドッグランをDIYで作るには?目隠しフェンスで安全に囲うポイント
自宅の庭を愛犬が思い切り走り回れるドッグランにしたいとお考えではありませんか。リードを外して自由に遊ばせることができれば、運動不足の解消につながり、愛犬との暮らしがより豊かなものになります。
庭のドッグランをDIYで作る際は、単にフェンスを並べるだけでは不十分です。「庭のどこを囲うのか」「どの高さが必要か」「抜け出せる隙間はないか」「自力で安全に施工できるか」を事前に確認することが大切です。
この記事では、ドッグランにする庭の範囲の決め方から、フェンス選びのポイント、採寸と必要枚数の考え方、DIY施工の流れ、業者施工との判断基準まで分かりやすく解説します。
- 庭にドッグランをDIYする前に確認すること
- ドッグランのフェンスは目隠しフェンスも選択肢になる
- 庭のドッグランに必要なフェンスの確認ポイント
- ドッグランづくりに活用できるフェンスは施工後の高さまで確認する
- ドッグランに必要なフェンスの長さと枚数を調べる
- 既存フェンスをドッグランに利用できるか確認する
- 庭のドッグランづくりにフェンスをDIYで設置する流れ
- ドッグランづくりにフェンスをDIYする費用の考え方
- ドッグランづくりにフェンスをDIYするときに注意したい失敗
- ドッグランのフェンスはDIYと業者施工のどちらを選ぶ?
- 庭のドッグランづくりにフェンスを購入する前のチェックポイント
- 庭のドッグランDIYによくある質問
- まとめ:庭のドッグランDIYはフェンスで安全に囲えるかを最初に考えよう
1. 庭にドッグランをDIYする前に確認すること
ドッグラン作りを始めるときは、いきなりフェンスを購入するのではなく、まず庭の環境と愛犬の状態を整理します。事前の確認を怠ると、設置後に愛犬が飛び出してしまうなどのトラブルにつながります。
ドッグランとして使用する範囲を明確にし、フェンスをしっかり固定できる地面かどうかを見極めることが、安全な庭づくりへの第一歩です。
ドッグランにする庭の範囲を決める
庭全体を無理にすべてフェンスで囲う必要はありません。愛犬が安全に動ける広さを確保しつつ、普段の生活で人が通る動線や、物置への通路を塞がないように配慮します。
また、住宅の外壁や、すでにある既存フェンスを囲いの一部として活用できる場所がないか確認しましょう。既存の壁面を利用できれば、新しく設置するフェンスの距離を短く抑えられ、費用と施工の手間を減らせます。
愛犬の体格や行動を確認する
フェンスの高さや隙間を考える際は、愛犬の体格だけでなく、普段の行動パターンを観察することが大切です。
「小型犬だからこのくらいで大丈夫」と犬種だけで一律に決めてしまうのは危険です。助走をつけて高くジャンプする癖があるか、狭い隙間に鼻先や体をねじ込もうとする習性があるかなど、愛犬ならではの個性を考慮して、必要な囲い方を計画しましょう。
フェンスを設置できる地面か確認する
フェンスを立てたいと考えているラインの地面が、施工に適しているかを確認します。
柱を立てる位置に配管や大きな木の根、コンクリートの塊などの障害物がないかを確かめてください。地面に大きな段差や傾斜、穴がないかも重要です。
地面を掘り下げて柱を埋め込む本格的なフェンスを設置する場合は、基礎石をしっかり埋設できる地面のスペースがあるかを事前に確認しておきましょう。
ドッグランDIYで最初に確認したいこと
・囲う範囲
庭全体を囲うのか、一部だけを区切るのかを決めます。
・愛犬の体格と行動
ジャンプ力、すり抜け癖、穴掘り癖などを確認します。
・地面の状態
柱や基礎石を設置できる地面か、障害物がないかを確認します。
・人の動線
出入口や物置への通路を塞がない配置にします。
2. ドッグランのフェンスは目隠しフェンスも選択肢になる

※画像はイメージです。
ドッグランのフェンスというと、アメリカンフェンスのようなメッシュタイプで見通しのよい囲いをイメージする方も多いかもしれません。たしかに、愛犬が外へ飛び出さないように囲うことは、庭をドッグランとして使ううえで大切なポイントです。
しかし、自宅の庭で愛犬と過ごす場合は、「囲う」だけでなく「外からの視線を遮る」ことも快適さに関わります。道路沿いや隣家側から庭の中が見えやすいと、飼い主様が視線を気にしてしまったり、愛犬が通行人や車の動きに反応して落ち着きにくくなったりすることがあります。
そのような場所では、見通しのよいフェンスだけでなく、目隠しフェンスで囲う方法も選択肢になります。道路側や隣家側など、視線が気になる方向に目隠しフェンスを設置することで、愛犬と過ごす庭をより落ち着いたプライベート空間にしやすくなります。
視線を気にせず愛犬と遊べる庭にしやすい
自宅の庭で愛犬と遊ぶとき、道路を歩く人や隣家からの視線が気になると、思いきり庭時間を楽しみにくいことがあります。特に道路沿いの庭や、隣家との距離が近い住宅では、庭に出るたびに外からの目が気になる方も多いのではないでしょうか。
目隠しフェンスで外からの視線をやわらげることで、庭がより落ち着いた空間になります。愛犬を遊ばせる場所としてだけでなく、飼い主様が一緒にくつろげるプライベートガーデンとしても使いやすくなります。
愛犬が外の動きに反応しにくい環境づくりにもつながる
見通しのよいフェンスの場合、道路を歩く人や車、近くを通る犬の姿が見えやすく、愛犬が吠えたり興奮したりすることがあります。
目隠しフェンスで外の動きを見えにくくすることで、愛犬が庭で落ち着いて過ごしやすい環境づくりにもつながります。ただし、犬の性格や行動には個体差があるため、必ずしも吠えや興奮がなくなるわけではありません。愛犬の性格や行動を見ながら、設置場所や高さを検討しましょう。
道路側や隣家側だけ目隠しフェンスにする方法もある
庭全体をすべて目隠しフェンスで囲う必要はありません。視線が気になる道路側や隣家側には目隠しフェンスを使い、見通しを残したい場所や風を通したい場所は別の囲い方にするなど、場所に応じて使い分ける方法もあります。
ドッグランとして安全に囲うことを前提にしながら、視線対策も取り入れることで、愛犬と飼い主様のどちらにとっても過ごしやすい庭づくりがしやすくなります。
3. 庭のドッグランに必要なフェンスの確認ポイント
愛犬が過ごすドッグランでは、一般的な目隠しフェンス以上に安全性の確認が求められます。フェンスが存在するだけでは安心できません。
高さ、板のすき間、足元の空間、コーナー部分、出入口の構造を一つひとつ丁寧に確認して、抜け出しや飛び出しを未然に防ぎましょう。
フェンスの高さは愛犬と設置環境から考える
フェンスの高さは、愛犬のジャンプ力や体格、そして庭の地面の状況を総合的に見て判断します。
商品ページに記載されている高さの数値だけで選ぶのではなく、庭側から見たときに愛犬に対して十分な高さがあるかを確認します。
庭の中にウッドデッキや段差がある場合、愛犬がそこに乗ってジャンプするとフェンスを飛び越えてしまう恐れがあるため、周囲の足場となる環境も含めて高さを検討してください。
フェンスのデザインを確認する
フェンスのデザインも、購入前に必ず確認したい重要ポイントです。
板と板の間隔が狭いタイプと、適度に開いたタイプでは、見た目の印象や風通しが異なります。例えば板が支柱の前後に交互に組み付けられたデザインでは、隙間の広さが愛犬の頭や体が挟まったりしない、通り抜けたりしない寸法になっているかを個別に確認することが大切です。
関連記事:目隠しフェンスの板間隔の選び方 目隠しフェンスの板間隔の違いを解説します。目隠しフェンス選びで悩みがちな隙間選びの解決にお役立てください。
フェンス下部やコーナーの隙間を確認する
フェンス選びでは正面の見た目ばかりに目が行きがちですが、愛犬の脱走事故は足元や端の隙間から起きることがあります。
地面とフェンス下部との間に体がすり抜けられる隙間が空いていないか、建物とフェンスが接続する部分や、直角に曲がるコーナー部分に余計な隙間ができていないかを細かく確認します。
ガーデンライフ彩のDIYフェンスをドッグラン作りに活用する場合、デザイン、高さによって下に生じる隙間が異なります。商品ページに脚の長さを記載しています。30cm地中に埋める仕様となっているので例えば脚の長さが38cmのフェンスであれば30cm引いた約8cmが下に生じる隙間となります。
愛犬にとって下の隙間が十分塞がれているか、囲い全体に途切れている場所がないかを確認することが大切です。
出入口の位置を最初に決める
人が出入りするための出入口の位置は、フェンスを配置し始める前に決めておきます。
フェンスを一通り並べてから出入口を考えると、全体の寸法が合わなくなったり、不自然な隙間が生まれたりしやすくなります。
出入口のまわりも、愛犬がすり抜けられない構造になっているか、確実に施錠できるかなどを確認しましょう。フェンスと門扉を組み合わせる場合は、規格や設置条件が適合しているかを事前に確認することが大切です。
ガーデンライフ彩では開閉式の門扉は取り扱っていませんが、出入口にスタンド式フェンスを配置し、必要に応じて移動させて出入りする方法も考えられます。
ただし、スタンド式フェンスは地面に固定するタイプとは異なり、愛犬が勢いよくぶつかったり、前脚をかけたりすると、移動や転倒につながるおそれがあります。重りによる転倒対策を検討するとともに、両端や足元に脱走につながる隙間がないか確認しましょう。
なお、重りを設置しても脱走や転倒を完全に防げるわけではありません。特に愛犬をリードなしで遊ばせる場合は、施錠できる門扉など、確実に閉鎖・固定できる出入口を設けることが重要です。
4. ドッグランづくりに活用できるフェンスは施工後の高さまで確認する
通販でフェンスを選ぶ際に注意したいのが、「製品自体の高さ」と「設置した後の地上高」の違いです。この確認を怠ると、完成後に想定よりも低くなってしまう場合があります。
商品サイズと完成後の高さは同じとは限らない
地面に基礎を埋め込んで立てるフェンスをドッグラン作りに活用する場合、柱の脚部を地面の中に埋めて固定します。
例えば、製品の全高が210cmであっても、脚部を地中に約30cm埋め込んで施工するフェンスの場合、完成後に地上に出てくるフェンスの高さは約180cmになります。
商品ページに書かれているサイズだけを見て判断せず、地面の上に現れる「施工後の地上高」を必ず確認してください。
ドッグランに必要な高さと商品サイズを照らし合わせる
フェンスを選ぶときは、商品サイズから選ぶのではなく、まず愛犬にとって「完成後に地面から何cmの高さが必要か」を決定します。
必要な地上高を明確にしたうえで、埋め込み分の長さを加味した製品サイズを逆算して選びましょう。
この手順を踏むことで、完成後に「思っていたより低かった」という失敗を防ぎやすくなります。
高さ確認の考え方
商品全体の高さ
地中に埋める脚部分を含んだ寸法の場合があります。
施工後の地上高
実際に庭で見えるフェンスの高さです。ドッグランではこちらを基準に確認します。
周囲の段差や足場
ウッドデッキや踏み台になる段差があると、飛び越えやすくなる場合があります。
5. ドッグランに必要なフェンスの長さと枚数を調べる
設置したい場所を正しく採寸し、必要なフェンスの枚数を計算します。感覚で枚数を決めてしまうと、部材が足りなくなったり、余分な費用がかかったりします。
フェンスを設置する始点と終点を決める
建物の外壁を囲いの一部として利用するのか、敷地の境界に沿って新しくフェンスを立てるのかを決めます。
どこからどこまでフェンスが必要なのかを簡単な図に書き出し、始点と終点を明確にしてから長さを測り始めましょう。
設置する外周の長さを測る
フェンスを立てる予定の直線ごとに、メジャーを使って正確な距離を測定します。
屋外の地面は凹凸や傾斜があるため、一度の測定で終わらせず、日を改めて再確認することをおすすめします。測るラインの上に雨水桝などの障害物や地面の高低差がないかも合わせて確認しておきましょう。
関連記事:目隠しフェンスを通販で買う前に何を測る?失敗しない採寸方法と確認ポイント 通販で目隠しフェンスを購入する前に測っておきたい場所と、必要なサイズを決める手順を分かりやすく解説します。
フェンス1枚の幅から必要枚数を考える
設置したい外周の長さが決まったら、フェンス1枚あたりの横幅寸法と照らし合わせて必要枚数を算出します。
フェンスの基本幅はメーカーによって異なります。またコーナーに対応したフェンスがあるかの確認も必要です。
ガーデンライフ彩のDIYフェンスの場合、基本幅は90cmに設定されています。例えば設置したい直線が約5.4mであれば、90cm幅のフェンスが6枚必要になります。コーナーは対応しているフェンスと対応していないフェンスがあります。
コーナーを作る場合、取り付ける位置関係や出入口の幅も差し引きながら、トータルで何枚のフェンスが必要になるかを計算しましょう。
| 確認する場所 | 確認する内容 |
|---|---|
| 直線部分 | フェンスを設置する始点から終点までの長さを測ります。 |
| コーナー部分 | 曲がり角に隙間ができないか、金具や接続方法を確認します。 |
| 出入口部分 | 人が出入りする幅と、愛犬がすり抜けない構造を確認します。 |
| 建物との接続部分 | 外壁や既存フェンスとの間に隙間ができないか確認します。 |
6. 既存フェンスをドッグランに利用できるか確認する

※画像はイメージです。
すでに庭の境界にブロック塀やメッシュフェンスが設置されている場合は、それをドッグランの囲いの一部として活用できる可能性があります。
新しくすべてを囲い直す前に既存の設備を点検することで、施工する距離を短縮し、DIYにかかる費用や労力を抑えられます。
既存フェンスの高さと隙間を確認する
既存のフェンスを活用する場合は、愛犬に対して十分な高さがあるかを確認します。
格子や網目の隙間から愛犬が顔を出したり、すり抜けたりできないか、フェンスの下部と地面との間に潜り込めるような空間がないかを確認してください。
また、柱や金具が錆びていたり、グラグラと揺れたりしていないかなど、強度面もしっかり確認しておく必要があります。
既存フェンスへの後付けフェンスも選択肢になる
すでにあるメッシュフェンスに後付けフェンスを取り付けるという選択肢もあります。
先の説明にもあったように視線を軽減して愛犬と遊べる庭づくりができます。後付けフェンスのメリットやデメリットを把握したうえで検討するようにしましょう。
既存フェンスの端部、新設するフェンス、建物の外壁などが交わるポイントを丁寧に観察し、愛犬がすり抜けられる隙間が生まれないような配置と接続方法を考えましょう。
既存フェンスを活用するときの注意点
・高さは十分か
愛犬が飛び越えない高さか確認します。
・足元に隙間はないか
フェンス下部から潜り抜けられないか確認します。
・網目や格子の隙間は広すぎないか
顔や体が出ない寸法か確認します。
・ぐらつきや劣化はないか
柱や金具の強度を確認します。
・新設フェンスとの接続部分に隙間はないか
つなぎ目は特に注意して確認しましょう。
7. 庭のドッグランづくりにフェンスをDIYで設置する流れ
地面にしっかりと埋め込んで固定するフェンスのDIY施工は、正しい手順で進めることが仕上がりの美しさと強度を左右します。作業の大まかな流れを把握しておきましょう。
1. フェンスを設置する位置を決める
事前に採寸したデータをもとに、地面にフェンスを立てる正確な直線を決めます。
人が出入りするゲートの位置や、直角に曲がるコーナーの位置もこの段階で確定させます。
2. 基礎を設置する位置を決める
柱を埋め込むための基礎石を配置する位置を正確に割り出します。
あとから調整できるように穴は大きめに掘るとよいでしょう。
3. 基礎石を設置する
基礎石を仮置きし水平器、水糸を使って水平を確認しながら調整していきます。
掘った穴はしっかりと突き固めることが重要なポイントです。
4. フェンスを設置する
基礎石にフェンスを差し込みます。
連結する場合はこの段階でボルト固定しましょう。
水平を確認したら基礎石にモルタルを流し込みます。棒などでつついて隙間なく入れるようにしましょう。支えをしたり、基礎石の穴にクサビなどを使用し2段階に分けて固めるなど固まる過程で傾かないようにすると良いでしょう。
作業に不安がある場合は、無理をせず専門知識を持つ方に相談してください。
5. 完成後にフェンス全体を確認する
施工が完了したら、すぐに愛犬を放さず、まずフェンス全体を確認してください。
全体を手で揺らしてぐらつきがないか、フェンス下部やコーナー、建物との境目に愛犬が通り抜けられる隙間がないかを大人の目で厳しくチェックします。
8. ドッグランづくりにフェンスをDIYする費用の考え方
ドッグラン作りを計画する際、全体の予算を立てることは大切です。ここでは、フェンスの施工に絞った費用の内訳を整理します。
フェンス本体の費用
フェンス本体にかかる費用は、囲いたい距離の長さと、必要となるフェンスの枚数、そして商品単価を掛け合わせて算出します。
高さや板の仕様によって1枚あたりの価格が変わるため、必要なスペックを満たしたうえで計算しましょう。
基礎石やモルタルなどの施工費用
フェンスを地面に固定するためには、本体代金以外にも副資材の費用が必要です。
- •柱の数に応じたコンクリート基礎石
- •基礎を固定するためのモルタルやセメント
- •基礎の下に敷く砕石や砂利
- •水平器、スコップ、メジャーなどの工具代
これら周辺資材の費用も、あらかじめ予算に組み込んでおきましょう。
9. ドッグランづくりにフェンスをDIYするときに注意したい失敗
せっかく時間をかけてDIYしても、計画不足によって後悔してしまうケースがあります。よくある失敗例を事前に把握し、対策を考えておきましょう。
ドッグランDIYで注意したい失敗
商品の高さだけで選んでしまう
製品自体の高さだけを見て注文し、埋め込み寸法を考慮していなかったために、設置後に想定より低くなってしまう失敗です。必ず施工後の地上高を確認しましょう。
フェンス正面だけを確認してしまう
フェンス正面の高さや板間隔には気を配っていても、フェンス下の隙間や建物との接続部分を見落としてしまうことがあります。外周すべての隙間を点検しましょう。
必要なフェンス枚数を感覚で決める
「だいたいこれくらいだろう」と感覚で枚数を注文すると、現場で足りなかったり余ってしまったりする可能性があります。正確な採寸を行ってから発注しましょう。
DIYのしやすさだけでフェンスを選ぶ
組み立てや設置が簡単そうだからという理由だけで、ドッグランの用途に適さない簡易フェンスを選んでしまうのは危険です。愛犬が安全に過ごせる強度や固定方法を優先して確認しましょう。
例えば、地面に置くだけで設置できるタイプのフェンスは、手軽な目隠し用途として便利です。しかし、犬が勢いよく飛びついた際の転倒や脱走を防ぐ用途としては設計されていない場合があります。
愛犬が安全に過ごすためには、地面にしっかりと基礎を施工して固定できるフェンスを選ぶなど、用途に合った商品選びが大切です。
10. ドッグランのフェンスはDIYと業者施工のどちらを選ぶ?
庭のフェンス設置をすべて自分で行うか、プロの施工業者に依頼するかは、作業の規模やご自身のスキルに合わせて冷静に判断することが大切です。
DIYが向いているケース
- •日常的にDIY作業に慣れており、工具の扱いに自信がある
- •水平器や水糸を使った正確な位置出しができる
- •囲う距離が比較的短く、地面が平坦で障害物が少ない
- •基礎石の埋設やモルタルの練り作業を行う体力と時間を確保できる
作業の工程を安全に進められる自信がある場合は、自力でのDIY施工が選択肢になります。
業者施工を検討した方がよいケース
- •囲いたい外周の距離が長く、設置枚数が多い
- •設置場所に大きな高低差や段差、傾斜がある
- •基礎を水平・垂直に正しく据え付ける作業に不安がある
- •強風や愛犬の飛びつきに対する安全性の判断を確実に行いたい
構造物の強度や安全面に少しでも不安がある場合は、プロの業者へ施工を依頼した方が安心です。
商品は自分で選び施工だけ業者へ依頼する方法もある
すべてをDIYするか、すべてを業者に任せるかの2択だけではありません。
気に入ったフェンスを通販で購入し、基礎工事と設置作業だけを地元の外構工事業者に依頼する「施主支給」という選択肢もあります。
この方法をとれば、好みの部材を選びつつ、安全で確実な施工品質を得やすくなります。ただし、施工業者によっては施主支給に対応していない場合もあるため、事前に相談しておきましょう。
関連記事:目隠しフェンスの設置は業者に依頼 DIYが難しいと思ったら無理をせずに設置は業者に依頼するのも賢い選択です。
11. 庭のドッグランづくりにフェンスを購入する前のチェックポイント
注文へ進む前に、以下のチェックリストを使って最終確認を行いましょう。
| チェック項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| 囲う範囲 | ドッグランとして囲う庭の範囲と、人の動線が決まっているか確認します。 |
| 外周の長さ | 実際にフェンスを立てる外周の直線距離を正しく測ったか確認します。 |
| 施工後の高さ | 愛犬の体格や行動に対して、十分な地上高があるか確認します。 |
| 板間隔 | フェンスの板と板の隙間が広すぎないか確認します。 |
| 下部の隙間 | 地面とフェンス下部との間に、愛犬が潜り込める隙間がないか確認します。 |
| コーナー・接続部分 | コーナーや建物との接続部分に、抜け出せる隙間がないか確認します。 |
| 必要枚数 | 設置幅に対して必要なフェンスの枚数が正しく計算されているか確認します。 |
| 基礎の設置 | 柱を固定するための基礎石を地中に埋設できる場所か確認します。 |
| DIYの可否 | 穴掘りや水平出しなどのDIY施工を自力で安全に行えるか確認します。 |
| 固定構造 | 選んだフェンスが屋外でしっかり固定して使える構造か確認します。 |
12. 庭のドッグランDIYによくある質問
よくあるご質問
Q1 狭い庭でもドッグランをDIYできますか?
A. 庭全体を囲うのではなく、日当たりや足場の良い一部分をフェンスで区切ることで、狭い庭でもドッグランを作ることができます。広さの確保だけでなく、愛犬が安全に動ける動線や出入口が確保できるかを確認しましょう。
Q2 ドッグランのフェンスはどのくらいの高さが必要ですか?
A. 一律に決まった高さはありません。愛犬の体の大きさやジャンプ力、庭に高低差や足場になる段差がないかを確認して判断します。商品全体の高さではなく、設置完了後の地面からの高さを基準に選んでください。
Q3 今ある庭のフェンスをドッグランに利用できますか?
A. 利用できる可能性はあります。ただし、愛犬に対して高さが足りているか、格子の隙間から顔が出ないか、足元に隙間がないか、ぐらつきがないかを必ず確認してください。新しく立てるフェンスとの接続部分に隙間を作らない配慮も必要です。
Q4 ドッグランづくりにフェンスは自分でDIYで設置できますか?
A. 設置する場所の地面の状態やフェンスの構造によります。地面を掘り下げて基礎石を据え、水平を取りながらモルタルで固める本格的な作業が必要になるため、施工手順を確認したうえで無理のない範囲で判断してください。
Q5 フェンスを購入する前にどこを測ればよいですか?
A. フェンスを立てたい始点から終点までの長さ、必要な地上高、敷地の傾斜や高低差、そして柱の足元に基礎石を配置できる地面のスペースを測定してください。
Q6 置くだけフェンスをドッグラン用に使えますか?
A. 置くだけタイプは手軽な目隠し用途として便利ですが、愛犬が飛びついたり押したりした際の転倒や脱走防止を目的とした囲いとしては不向きな場合があります。ドッグラン用途では、地面にしっかり固定できるフェンスを基本に検討しましょう。
13. まとめ:庭のドッグランDIYはフェンスで安全に囲えるかを最初に考えよう
庭にドッグランをDIYで作る際は、愛犬が安心して自由に過ごせるように、フェンスで安全に囲えるかどうかを一番に考えることが大切です。
庭のドッグランDIYの手順
1. ドッグランにする庭の範囲を決める
2. 愛犬の体格や普段のジャンプ力、行動特性を確認する
3. 必要なフェンスの施工後高さと隙間の広さを決める
4. 設置する外周の長さを正確に採寸する
5. 規格幅と照らし合わせて必要枚数を算出する
6. 基礎の埋設を含めて自力で施工できるか判断する
7. 施工後に隙間やぐらつきがないかを大人の目で厳しく点検する
この手順に沿って冷静に計画を進めることで、脱走や事故のリスクを抑えた快適なドッグランを作りやすくなります。
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【執筆】: 西村充雄
ガーデンライフ彩店舗運営責任者。樹脂製目隠しフェンスの生産現場経験を経たのち、ガーデンライフ彩を担当。web担当者として目隠しフェンス、樹脂フェンスの情報を中心に発信している。
カテゴリ: 目隠しフェンス豆知識
公開日: 2026/10/20
更新日: 2026/10/20







